元編集者ノミーの、おすすめ絵本選び

子どもの雑誌の編集をしていたわたしノミーがお子さんにぴったりのおすすめ絵本・児童書を紹介します。

元編集者ノミーの、おすすめ絵本選び

3歳・4歳・5歳★きょうだいでも楽しめる参加型絵本★ぜったいにおしちゃダメ?/サンクチュアリ出版/2017年

今日はハルくん&うさぎちゃん、両方におすすめの絵本を紹介します。

 

「ぜったいにボタンを押しちゃダメだよ」というルールからはじまる絵本。

ふだんは図鑑が大好きなリアリスト系の男の子でも

物語が大好きなファンタジーな女の子でも

ボタンを押したい!という気持ちは子どもにとって共通なものかも!?

 

きょうだいやかぞく全員で夢中になれる参加型の絵本です!

 

 2017年8月に配本されて、

今売られている本の帯には「10万部突破」とありますね。かなり話題&人気の絵本!

わざわざわたしがお勧めしなくてもいいような気もしますが

わたしも本屋で出会ってすっかりとりこになってしまったので紹介します。

 

詳しくは「続きを読む」をクリック!

 

 ★ハルくん、うさぎちゃんってどんな子?くわしくはこちらの記事から↓

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ぜったいにおしちゃダメ?/ビル・コッター/サンクチュアリ出版/2017年

www.ehonnavi.net

 

 

えほんを開くとまず最初にあるのが

「おとうさん、おかあさんへ」という注意書き。

「おこさまがボタンをおさないように注意してください」という旨書かれています。

子どもは普段おもちゃのトリセツなどできっとこういう大人向けの文章見たことありますよね。

ファンタジーじゃなく、リアルに感じられてグっと子どもを引き込みます。

 

そして登場するのが謎の生き物?「ラリー」

この絵本は、ラリーが読者である子どもたちに語り掛けながら進行していきます。

常に左ページには例の「押しちゃダメボタン」。

気になりますね。めちゃくちゃ気になりますよね!!

 

そして…そっとボタンを押したり、連打したり!? 本をふったりこすったり!

じーっと静かに読む絵本じゃないんです。

 

ハルくんは図鑑が大好きで物語系の絵本はまったく読まないそう。

ハルくんママは物語を一緒に読んでみたいな~と言っていました。

この本ならパパもママも一緒に参加してみんなでわいわい読める気がします!

ふだんは仕事などで忙しくてゆっくり読み聞かせができないママやパパのご家庭でも

冬休みに家族みーんなで遊びの一環として読めそうです。

読み聞かせしなれていないママ&パパもこの絵本なら上手に読み聞かせできる予感。

 

 

出版社によると「2歳~4歳」が対象年齢らしいですが

家族みんなで読む本なので年長さんくらいまで読めるんじゃないでしょうか。

あと、字が読める上のお兄ちゃんorお姉ちゃんが、弟や妹に読んであげてももりあがりそう!

うさぎちゃんは2歳の弟くんがいるのできょうだいでぜひ楽しんでほしいなあ。

とにかくみんなを巻き込んで、楽しく読めます!

 

アマゾンのレビューもとてもいいですね。

いくつか読んでいると「まじめな子にはむかない」などの記載も。

うーん、確かに、「押しちゃダメ」と言われて、ダメと言われたから押せない…って子は少し促してあげたりが必要かもですね。

うちのムスメ1歳のノミ子はまじめではないけれど超ビビリなので、押せないタイプかも笑

まだ完全に言葉による意思の疎通ができないので少しこの絵本は速そうですが

わたしが一目ぼれして購入しているので、ボチボチ試してみようと思います。

子どもの性格などもあらわれておもしろいかもしれませんね。

 

あと、これは余談ですが

この本の出版社の「サンクチュアリ出版」はわたしが学生の頃に大好きだった

高橋歩さんが立ち上げられた会社なんですよね。

高橋歩さん、ヴィレバンとかで写真集とか自伝とかを見たことがある人も多いのでは?

「放浪しちゃえば?」とか「世界一周」とかそんなポップつきで。

↓こんな本

人生の地図 < A-Works < ブック|サンクチュアリ出版ブックストア

LOVE&FREE 〜世界の路上に落ちていた言葉〜 < 高橋歩の本 < ブック|サンクチュアリ出版ブックストア

 

絵本の老舗出版社ではないけれど

わたしがとても好きな出版社の1つです。

それで、この絵本と本屋で出会い、出版社チェックしたときに

なんだか10年前の自分と再会したような気持ちになったのでした。